結婚式なしで結婚する!ナシ婚カップルの結婚の流れとスムーズに進めるポイントまとめ

初婚・再婚問わず、結婚したカップルの約8割が結婚に際して何らかのイベント(挙式・披露宴・食事会・写真撮影など)を行っています。しかし、入籍をするのみで結婚式などのイベントを行わない「ナシ婚」を選択するカップルもゼロではありません。ナシ婚の場合、プロポーズから入籍・結婚までの段取りは、どのように進めていけばいいのでしょうか。ナシ婚の流れを見ていきましょう。

この記事のINDEX

    プロポーズから入籍までの流れとスムーズに進めるポイント

    婚姻届

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    結婚式をする場合もナシ婚の場合も、プロポーズから入籍までの流れは大きく変わりません。ナシ婚カップルのプロポーズから入籍までの流れは次のとおりです。

    • プロポーズ
    • 自分の親へ結婚報告
    • 相手の親へ結婚挨拶
    • 結婚にかかる費用の把握と支払い方法の検討
    • 両家ご両親へナシ婚と結納の有無を相談
    • 入籍日を相談、決定
    • ブライダルリングの有無決定と購入
    • 結納もしくは両家顔合わせの実施
    • 婚姻届と、必要書類の準備
    • 会社や友人などへの結婚報告
    • ハネムーンの有無を決定
    • 新居探しと引越し
    • 婚姻届の提出

    結婚式をしたカップルの場合、プロポーズから結婚式までの期間は平均13ヶ月です。結婚式の準備がない分、ナシ婚カップルの方がプロポーズから入籍までの期間が短い場合もありますが、およそ1年を目安に準備を進めていくようにしましょう。
     
    また、すべての項目について、まずはおふたりでどのようにしたいのかを話し合い、そのうえで両家ご両親に「こうしようと思っている」と相談してください。
     
    おふたりは「顔合わせ食事会のみ」と思っていても、ご両親は「ナシ婚なら結納はしてほしい」と思っているなど、意見が食い違っている場合もあります。後々トラブルになることを避けるため、両家ご両親としっかり話し合いながら入籍までの準備を進めていきましょう。

    入籍後の流れとスムーズに進めるポイント

    結婚指輪

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    入籍した後は、氏名変更など次のような手続きを行います。

    • 各種契約の氏名、住所変更
    • 会社への入籍報告と、扶養や退職などの必要な手続き
    • 結婚報告はがきの作成、送付
    • 内祝いなどの手配
    • ハネムーンのお土産リスト作成、お土産購入、配布

    引越しによって住所が変わる人、入籍によって苗字が変わる人は、住所・氏名を変更しなければなりません。変更が生じる契約には次のようなものがあります。

    運転免許証・健康保険証・マイナンバーカード・銀行口座・クレジットカード・保険・印鑑登録・パスポート・スマホ(携帯電話)・年金(厚生年金)

    インターネットや電話で手配できるものもありますので、スケジュールを組みながら、変更後早めに手続きを行うようにしましょう。

    結婚式なしでありがちなトラブルを回避するポイント

    JUST MARRIED

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    結婚式なしのナシ婚の場合に起こりがちなトラブルと、それを回避するためのポイントをご紹介します。トラブルと対処法を事前に知っておくことで、入籍までスムーズに進められますよ。

    ナシ婚を考えていることを事前に両家ご両親に相談する

    「結婚式なし」と決める前に、必ず両家ご両親にナシ婚を考えていることは伝えておきましょう。
     
    ナシ婚カップルも最近では珍しくありません。しかし、親世代の人の中には「結婚する際は結婚式をするのがあたりまえだ」と考えている人も見受けられます。また、「我が子の晴れ姿を見たい」「結婚式をしてほしい」という人も。
     
    そのため、ナシ婚を考えている場合は、結婚式ナシを考えていることと、その理由をしっかり伝えましょう。「結婚式はしないから」と伝えると角が立つ可能性もあるため、「○○の理由で、結婚式なしを考えているんだけど…」と相談する形で話をするのが良いでしょう。
     
    後々トラブルにならないよう、両家ご両親の同意を得たうえでナシ婚を決定してください。

    入籍前後の周囲への結婚報告は忘れずに

    ナシ婚の場合、結婚報告はしっかり行いましょう。
     
    結婚式をする場合は、招待状リストを作成しながら結婚報告をしたり、招待状を送ったりすることで周囲に結婚を知らせることができます。しかし、ナシ婚の場合は自分たちが結婚報告をしなければ、数ヶ月たっても入籍したことを知らない知り合いも出てくる可能性があります。
     
    「何で教えてくれなかったの?」「結婚式に呼ばれてない!」など、後々トラブルになる可能性があるため、上司・恩師・友人・同僚・親族などへの結婚報告はしっかり行ってください。
     
    「結婚式に呼ばれてない!」といわれないためには、「結婚式はせずに家族だけで簡単な食事会をするの」など、結婚報告とともにナシ婚であることも伝えると良いでしょう。

    まったくのナシ婚ではなく、結婚式の代わりになる記念を考える

    「貯金がない」「貯金は新生活に使いたい」「マタニティで出産費用をとっておきたい」など、経済面が理由でナシ婚を選択する場合は、結婚式以外のイベントを検討してみてください。
     
    ハネムーンを兼ねたおふたりだけのリゾ婚やフォトウエディング、親族だけのお披露目パーティなど、結婚式よりも安くできるイベントはたくさん!マタニティの場合も、「子どもが生まれたら」「結婚3年目の記念日に」など、入籍から時間をおいて結婚式をすることもできます。
     
    「あのとき結婚式をしておけば良かった」「ウェディングドレスや白無垢が着たかった」などと後悔しないよう、結婚の記念になるものを考えると良いでしょう。
     
    また、貯金だけで結婚式費用をまかなうのは難しくても、ご祝儀払いなら結婚式ができる可能性もあります。さまざまな選択肢を考えたうえでナシ婚を選択してください。

    まとめ

    結婚式なしを両家ご両親に相談しつつ、納得のナシ婚を!

    一口に「結婚式なし」といっても、「結婚式をしたくなくてナシ婚を選ぶ人」金銭面や体調面など、「何らかの事情があって結婚式なしを選ぶ人」「誰かの反対を受けながらのナシ婚」など、さまざまな理由があります。どの場合も、後悔がないようおふたりはもちろん両家ご両親も交えて話し合ってナシ婚を選択しましょう。
     
    そのうえで、ナシ婚を選択した場合は、ここでご紹介した流れやポイントを参考に、プロポーズから入籍までをスムーズに進めてください。

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    結婚式準備.com編集部

    結婚式準備.com編集部です。結婚式の準備で悩むプレ花嫁を応援する記事を書いていきます。

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