人気イラストレーター やまだあいこさん
やまだあいこさん(@aiko_doodle / Instagram)は現在5.4万人越えのフォロワー数を持つ人気イラストレーターでありインスタグラマー。スウェーデン人のパートナーとともに移住し、北欧ライフを満喫しながら、日本との文化の違いや恋愛エピソードを漫画にして配信されています。
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気になるスウェーデンの結婚式費用は?
スウェーデンの結婚式「ブロロップ」の費用について
iStoc / mikdam
スウェーデンの結婚式の平均費用は約60万円とされています。
ご祝儀文化がないスウェーデンでは、お金をかけてたくさんのゲストを招待し、華やかな結婚式をおこなうというよりは、予算重視のこじんまりとした少人数パーティを楽しむ方が多いようです。
結婚式の形式が決まっているわけではないので、どんな結婚式にしたいかを自分達で自由にカスタマイズできます。
費用をおさえたい人は、会場利用料が無料の市庁舎で挙式をおこなったり、本当に親しい人だけを招待し、ゲストを少なくしたりなど、様々な方法を組み合わせて全体の費用をおさえます。
通常の結婚式で必要なアイテムである、ケーキ・装花・衣裳・カメラマンも自分達で手配できるので、こだわりたい人は豪華に、予算をおさえたい人はシンプルにと、それぞれに合ったスタイルで結婚式にかけるお金を決めています。
日本でおこなう結婚式の平均費用は?
一方日本では、結婚式にかかる平均費用は357.5万円。その内訳は、挙式料・料理+飲み物・新郎新婦の衣装・ブーケ&ブートニア・会場装花・ウェルカムアイテム・フォト撮影・動画撮影・ブライダルエステとなっています。
日本では一般的な結婚披露宴をおこなえばご祝儀制があるので、結婚式費用(挙式・披露宴)が全て新郎新婦の自己負担になるということはありません。結婚式にかかる費用のうち、新郎新婦が賄った自己負担額の平均値は142.8万円となっています。
その他に、遠方からくるゲストのための宿泊費や、お礼・お車代、二次会をおこなう場合などに費用がかかります。
データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ
結婚式の費用の内訳は?見積もり前に知っておきたい費用項目と平均金額
スウェーデンの結婚式、お金をかけない理由は?
iStoc / Geber86
スウェーデンでは結婚式にあまりお金をかけない理由のひとつとして、長年サンボで連れ添ったカップルが子供の成人を機に結婚するケースが多く、『結婚式をする年齢が高い』『もう長年一緒なので形式だけ…』というパターンが多いことがあげられます。
そのため、結婚式をするカップルの年齢が若いほど挙式やウェディングパーティにかける費用は上がる傾向があるようです。
スウェーデンの結婚式と日本の結婚式の違い
自己負担額の平均が2倍も差がある日本とスウェーデンの結婚式。
費用の面だけで見ると大きな違いがありますが、日本ではプランナーや専門式場の担当者が様々な手配をしてくれるので、準備はとても楽だといえます。
また、ご祝儀制も費用負担の強い味方。大人数でおこなう結婚式の場合、自己負担額でいえば、日本もスウェーデンもさほど変わらないかもしれません。パーティの内容やアイテムにこだわるか、こだわらないかでも違いがあるでしょう。
個人に合った最適なウェディングスタイルや予算を決めて結婚式をおこなうことは、どの国も変わりません。
ゲストからのプレゼントは
日本のご祝儀のようにお金でお祝いを渡さないスウェーデンでは、ゲストはプレゼントを用意してカップルに贈ります。
その内容は、花束・ブランドタオル・高級グラス・ギフトカードや現金など特に決まりはなく、ゲストが自由にそれぞれ贈りたいものを贈っているようです。
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作者Aikoさんの最新書籍『幸せの国スウェーデンから くまさんと私のおもしろ北欧デイリーライフ』。
スウェーデン人のくまさんとの事実婚をきっかけにスウェーデンに移住したAikoさんのゆったりまったり、驚きの北欧ライフ。異国で生活しながら見えてきた日本とスウェーデンの意外な共通点とは?!