結婚式なし、披露宴なしのナシ婚カップルに贈る結婚祝い金(ご祝儀)の金額はいくら?

親しい友人や親族が結婚すると聞くと、うれしいものです。しかし、カップルが結婚式や披露宴をしない「ナシ婚」の場合、ご祝儀はどうすればいいのか、金額はいくら包めばいいのか、悩んでしまいますよね。そこで結婚式をしないカップルへのご祝儀の渡し方やマナーについて解説します。

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    結婚式をしない「ナシ婚」の結婚祝い金(ご祝儀)の相場は?

    結婚指輪

    Viktar Vysotski – stock.adobe.com

    結婚式をしないといっても、友人や親族など親しい間柄であれば、結婚祝い金(ご祝儀)でふたりへのお祝いの気持ちを表しましょう。ご祝儀の金額は結婚式をするカップルに渡すご祝儀よりも、少なくするのが一般的といわれています。
     
    結婚式をした場合、招待客1人につき食事代が1万円、引き出物代にも1万円がかかるといわれています。結婚式(披露宴)をしない場合は、食事代や引き出物代がかからないので、ご祝儀の金額を少なくしても失礼にあたらないのです。
     
    友人、親族、上司など自分と新郎新婦の関係別に一般的なご祝儀の金額をご紹介します。

    友人への結婚祝い金(ご祝儀)相場

    結婚式をする友人へ贈るご祝儀の相場は3万円から5万円。結婚式をしないカップルへのご祝儀額の相場は1万円といわれています。もしお金に余裕がなく、1万円つつめなそうであれば、3000円~5000円でも問題ありません。
    ご祝儀袋に3000円~5000円だけ入れて渡すことに躊躇するなら、友人何人かと一緒に連名で渡してもよいでしょう。
    また友人同士でまとめてお祝いの品を贈る場合も、1人あたり3000円から1万円の予算になるものを贈りましょう。

    親族・兄弟への結婚祝い金(ご祝儀)相場

    親族や兄弟姉妹の場合は、カップルとの関係によってご祝儀額は異なります。
    叔父や叔母なら1万円から3万円、兄弟姉妹やいとこは1万円、自分のほうが年下だったり、金銭的に余裕が無い場合は5000円でも構いません。
    学生などでまだ収入がない若い世代なら、ご祝儀(お金)ではなくプレゼントでお祝いの気持ちを表してもよいでしょう。

    上司・同僚への結婚祝い金(ご祝儀)相場

    上司や同僚など会社関係のお付き合いの場合は、ご祝儀額は1万円です。
    ただし会社の規定などで会社や部署からカップルにご祝儀を渡しているとき、個人からのご祝儀額は5000円でも問題はありません。周りの同僚と話し合いながら、適正な金額を包むのがよいでしょう。
    上司・同僚などへは、ご祝儀(お金)ではなくプレゼントでギフトカードやプリペイドカードなどで渡すことも多いようです。

    自分の結婚式でご祝儀をもらった場合や自分が結婚式をする予定の場合は?

    過去に自分の結婚式でご祝儀をもらっていたり、間近に自分の結婚式が決まっていて新郎・新婦を招待しているときは、また事情が変わってきます。
    この場合は、自分がもらった金額や、もらうだろう金額(ご祝儀の相場である3万円)と同額程度のご祝儀を渡すのがマナーとされています。

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    結婚式をしないカップルへのご祝儀マナー

    ご祝儀袋

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    結婚式をしないといっても、ご祝儀を包むときのマナーは大切です。ご祝儀にまつわるマナーをご紹介します。

    ご祝儀袋の選び方

    結婚のお祝いを贈るときは、ご祝儀袋の選び方に気をつけましょう。結婚祝いのご祝儀袋は次のようなものを選びます。

    ・のしがついている
    ・水引は「結びきり」または「あわじ結び」
    ・水引の色は「紅白」または「金銀」
    ・のし袋の色は「白」
    ・金額に見合ったのし袋

    特に気をつけたいのが、水引の種類です。「結びきり」や「あわじ結び」には、一度結んだらもうほどけないという意味があり、結婚のご祝儀にふさわしい結び方です。
     
    間違えやすいのが「蝶結び」の水引。「蝶結び」は下にある端を引っ張るとすぐにほどけてしまうため、結婚式のご祝儀には不向きです。これは、何度あってもおめでたい結婚式以外の慶事に使います。
     
    またのし袋の色も気をつけたい点です。最近ではピンクやブルーなどカラフルなのし袋が販売されていますが、正式なのは「白」。白は清浄なものを意味しますので、結婚祝いには最適です。
     
    金額に見合ったのし袋を選ぶのも大切です。たくさんの飾りがついた華やかなのし袋は、2万円から3万円を入れるときに使います。個人で結婚式をしないカップルに贈る場合は、金額が少なくなるため、水引が印刷されているシンプルなのし袋を選びましょう。何人かでまとめてご祝儀を贈る場合は、華やかなのし袋でもいいでしょう。

    結婚祝いのご祝儀の贈り方マナー完全解説。ご祝儀袋の選び方、書き方、包み方、お札の入れ方、渡し方、お祝い金額相場まですべて解説

    お札の入れ方

    一万円札

    tunedin – stock.adobe.com

    ご祝儀袋には新札を入れるのがマナーです。手元にない場合は、銀行で交換してもらうなどして、新札を用意しましょう。お札の表がのし袋の表になるようにして入れます。お札は肖像画が印刷されている方が表です。
     
    複数枚のお札を入れるときは、きちんと向きを合わせましょう。

    ご祝儀の包み方が分からない!正しいお札の向きや入れ方とは?

    結婚祝い金(ご祝儀)を贈るタイミングと渡し方マナー

    結婚式をしないカップルにご祝儀を渡すタイミングは、入籍の1ヵ月前を目安にしましょう。結婚報告が事後になった場合は、遅れて渡しても失礼にはあたりません。結婚を知ったら、早めに渡すのがベストです。
     
    渡し方は、大安または先勝の午前中に相手の自宅に直接持っていくのが正式なマナーとなり、袱紗にのし袋を包んで渡します。
     
    しかし遠方に住んでいたり、相手が忙しくてなかなか予定が合わなかったりする場合は、現金書留にのし袋を入れて郵送しても問題はありません。会社で会う場合は、本人に直接会社で渡してもいいでしょう。

    結婚式をしないカップルに贈り物をするとき

    プレゼント

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    結婚式をしないカップルに贈り物をするとき、どれくらいの金額でどんなものを贈ればいいのかをご紹介します。

    結婚祝いでプレゼントをする時の金額はどれくらい?

    プレゼントの金額の相場は、友人なら5000円が一般的です。会社の場合、上司が1万円、個人なら5000円。他の人と一緒に贈り物をする場合は、1人あたりの予算×人数の金額を目安にしましょう。

    おすすめの贈り物

    贈り物は次のような品がおすすめです。

    ・新婚生活に役立つ生活用品
    ・自分たちでは買わないがもらうとうれしい高級な品
    ・他の人と重複してもムダにならない品
    ・結婚の記念になる品

    もしカップルの趣味が分かっているなら、その趣味で使えるものを贈ると喜ばれます。結婚後はおふたりも何かと物入りです。生活に役立つ心のこもった品物を選びましょう。しかし、他のお祝いの品と同じものを送ってしまう可能性もあるので、本人に何がほしいかリクエストを聞くのが一番喜ばれる方法です。

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    まとめ

    結婚式をしない場合もお祝いの気持ちを伝えよう

    結婚は式をしなくても、うれしいお祝い事です。ご祝儀や贈り物は、その祝福の気持ちを形で表したもの。どんな形でもきっとおふたりに気持ちが伝わりますが、相手と自分の関係性を考え、お祝いにふさわしい金額とプレゼントを用意すれば、より喜ばれるでしょう。友人へのご祝儀相場は1万円ですが、関係性が深ければ5万円でも構いません。また、自分がお祝いをもらっている立場であれば、それと同額の金額は送りましょう。

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    この記事のライター

    結婚式準備.com編集部

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