子どもが結婚する時、親からの援助はどのタイミングでいくら渡すのが正解?

自分の子どもが結婚することが決まったら、うれしい反面、援助のことも気になりますよね。「少ししか援助できないかも」「援助っていつ渡せばいいの?」など、心配になってしまう人もいるでしょう。この記事では、親・親族からどれくらい援助をしているのか、援助を申出るタイミング、また、いつ渡せば良いかなどを詳しく解説していきます。

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    データで見る、親・親族から子への援助

    親からの援助やご祝儀

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    はじめに、親・親族からの援助の実態をデータで紹介します。

    どれくらいの割合で親・親族が子に援助しているの?

    結婚費用(結納、挙式、披露宴・披露パーティ、二次会、新婚旅行)に対する親・親族からの援助有無は、77.8%が「あり」と回答しています。また、22.2%の人が「なかった」と回答しています。
    8割近くの人が援助していますが、しないこともあるので、それぞれの家庭の事情に合せて援助の有無を決めると良いでしょう。

    夫側・妻側の援助の割合は?

    結婚費用(結納、挙式、披露宴・披露パーティ、二次会、新婚旅行)に対する夫側・妻側からの親・親族からの援助状況は、「夫側からのみ援助があった」が12.0%、「妻側からのみ援助があった」が12.5%、「夫側と妻側の両方から援助があった」が69.8%となっています。

    みんないくら援助しているの?

    結婚費用(結納、挙式、披露宴・披露パーティ、二次会、新婚旅行)に対する親・親族からの援助総額は、
    「100万円未満」18.3%
    「100~200万円未満」34.9%
    「200~300万円未満」26.7%
    「300~400万円未満」10.9%
    「400~500万円未満」4.6%
    「500~600万円未満」2.9%
    「600~700万円未満」0.9%
    「700~800万円未満」0.3%
    「800~900万円未満」0.1%
    「900~1千万円未満」0.1%
    「1千万円以上」0.2%
    となっています。
    平均は187.8万円です。多いか少ないかは各家庭の経済状況によっても変わってくるので、援助をする場合は平均額にとらわれず、無理のない範囲で援助をするのがおすすめです。

    データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ

    援助を切り出すタイミングと渡すタイミング

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    援助を切り出し、渡すときは親子にとってベストなタイミングで行いたいものです。ここではタイミングについて解説します。

    親から援助を申出る場合のタイミング

    援助を申出るタイミングは、主に2回あります。

    結婚の報告を受けたとき

    「子どもの結婚費用を貯めていた」など、前々から、結婚の際は子どもに援助することを決めていた場合は、子どもから「結婚することになった」と報告されたときに申出るのが良いでしょう。

    両家の顔合せのとき

    両家の顔合せのときに言い出すのも一つの方法です。ただ、相手のご両親が「うちは余裕がなくて援助できない」といった場合、突然こちらだけ援助を言い出してしまうと気まずい雰囲気になってしまうこともあります。
    「顔合せのときに援助を申出ようと思うけど、○○さん(子どもの配偶者)はそれで大丈夫かしら?」など、あらかじめ子どもと話を合せておくことがおすすめです。

    結婚式の見積りを見せられたとき

    見積りがあれば、どれくらい足りないのか、何にいくらかかるのか等を具体的に知ることができます。見積りをもとに、「会場代の○○円を援助するわ」など申出るとスムーズです。

    援助を渡すタイミングとそれぞれのメリット・デメリット

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    援助を渡すタイミングは、結婚式前と結婚式後の2回あります。それぞれのメリット・デメリットを知りましょう。

    結婚式前

    メリットは、結婚式の費用にあててもらえるということです。予算がアップすれば引き出物や、料理をランクアップしてもらうことも可能です。また、新郎新婦の貯金が少なくても結婚式をすることが叶います。
    デメリットは親の意図しない使われ方をしてしまうことです。身の丈以上の豪華な式やドレスなど、「贅沢過ぎない?」と疑問に思うことも出てくるかもしれません。

    結婚式後

    メリットは、援助を新婚旅行の費用や家具の調達など実用的なことにあててもらえることです。
    デメリットは子どもの手持ちが自分の貯金だけになってしまうので、一旦結婚式代を新郎新婦だけで払わなくてはいけないことです。そのため、結婚式の内容に制限が生じてしまいます。

    当日のご祝儀はどうする?

    もし、援助をしているなら当日のご祝儀は持って行かなくて大丈夫です。
    ご祝儀として援助を渡したい場合は、かなりの厚みと金額になるので、あらかじめ新郎新婦や式場と相談しておきましょう。

    援助金や親からのご祝儀はどのように渡す?渡し方4パターンを紹介

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    ここでは、援助金のおすすめの渡し方を4つ紹介します。親子で話し合って、ベストな方法を選びましょう。

    子どもに送金する

    「援助金はそれなりの金額だから、現金を運ぶ途中になくしたり盗られたりしたらどうしよう」と不安になりますよね。そんなときは銀行に振り込むのが一番安全で簡単です。
    大金だと「贈与税がかかるのでは?」と心配になる人もいますが、300万円までは非課税です。

    手渡しする

    直接渡すと、現金の重みを子どもに感じさせることができます。
    「お父さん、お母さんでずっと貯金していたの。大事に使ってね」と渡せば、大切に使ってくれるでしょう。

    結婚式場や旅行会社に直接支払う

    式を挙げる結婚式場や、ハネムーンを行う旅行会社に直接支払うパターンです。子どもと一緒に結婚式場や旅行会社に行って、担当スタッフから説明を受けた上で直接支払いをすれば安心ですよ。
    親子での現金のやりとりがないので便利ですね。

    新郎新婦の欲しいものを代わりに購入する

    結婚式をしない場合、援助金を新婚生活の足しにしたいという子どももいますよね。その場合は、家具や家電など、子どもが欲しがっているものを代わりに購入するのも良いでしょう。

    まとめ

    子どもへの援助やご祝儀は親子で話し合ってベストな方法を

    援助を行う、行わないは、各家庭の考え方や経済状況に合せて決めると良いでしょう。もし援助を行うなら、結婚の報告を受けたときや、結婚式の見積りを渡されたときなど、親子にとってベストなタイミングで申出てくださいね。援助の渡し方は、銀行振り込みや現金手渡しなどさまざまな方法がありますが、親子で話し合って親子とも負担の少ない方法で渡すと良いですよ。大切に貯めた援助金、きっと子どもは喜ぶでしょう。

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    この記事のライター

    結婚式準備.com編集部

    結婚式準備.com編集部です。結婚式の準備で悩むプレ花嫁を応援する記事を書いていきます。

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