『ブライドジラ』とは?
『ブライドジラ』とは、元々はアメリカのテレビ番組のタイトルのことで、その言葉の由来は『Bride(花嫁)』と『Godzila(ゴジラ)』を掛け合わせた造語であり、なんとも皮肉の聞いたネーミングのことです。
最初はなんの問題もなく計画していた結婚式。
しかし何度も進行表を見返して、頭の中でそのビジョンを浮かべる度に「こんな演出はどうだろうか」「こんなサプライズを入れたら良いんじゃないか」そして最後には「これではダメだ、こんな結婚式では誰も満足しないじゃないか!」
こんな風にちょっとした気がかりが、いつの間にか許せないことに思えてしまい、自分が納得できないからという理由だけでパートナー、そして周りの人たちに迷惑をかけてしまう『自分勝手な行動を取ってしまう花嫁』のことを指しています。
どんな人がなりやすいの?
『ブライドジラ』の説明を読んでいて「私は大丈夫だからそんなの関係ない!」と思っているプレ花嫁さん!そんな人は自分が陥った時にまず気がつかない恐れがあるようです。
最初から結婚式を”自分たちだけの理想のイベントにしたい”というよりも、”大切なゲストにおもてなしをしたい”と思う人がほとんどです。
ですが、”出来るだけ良い結婚式にしたい”と思う気持ちが式が近づくにつれ大きくなり、それは不安に変わります。
するとその不安を打ち消すため、”もっと考えなくては”、”もっと凝ったものにしなくては”、”オンリーワンの結婚式にしなければ”、”いやそこまでいかなくても今自分の考えうる最高の結婚式にしなくては…。”
このような思考に陥ってしまう可能性が高いです。
そのためブライドジラに陥りやすい人の特徴は、「自分は大丈夫だと安心しきってる人」「心配性な人」です。
結婚式というゴールに向けて少しずつ期待と不安が迫ってくることもあるはず。
それがプレッシャーとなり、人によっては息苦しいものになってしまうかもしれません。すると心配性の人はそれに過剰に反応してしまいます。この過剰な反応こそブライドジラなのです。
『ブライドジラ』って悪いこと?
今までの説明の中で、もしかするとブライドジラは悪いことじゃないと思っている人もいるかもしれません。確かに悪いことではないです。なぜなら、誰だって結婚式は最高のものにしたいし、最高の思い出にしたいからです。だからこそブライドジラは『トラブル』になりうるのです。
『ブライドジラ』になると、パートナーへの不満が爆発してしまったり、プランナーや式場へ不安過多になってしまったり、家族を心配させてしまうなど…考えすぎてまわりに迷惑をかけてしまう可能性が考えられます。
悪いことではなく、誰しもが遭遇する可能性がある現象。もし本当に困ったトラブルがおきてしまう前にできるだけさけておきたいですよね。
『ブライドジラ』のチェックリスト
結婚式の準備に向けてこんな行動をとっていませんか?「まさか自分に限ってそんなことはない…。」と思うかもしれませんが、まずは自分自身がブライドジラの可能性をチェックしておくことが大切です!
- 結婚式への理想と憧れが強い
- 自分が主役だと思っている
- お色直しの回数が多い
- 1人で自分勝手に準備を進める
- 周りの意見を受け入れられない
- 年配者の方、遠方の方、妊娠中の方、余興をお願いしているゲストへの配慮をしていない
- 式場に横柄な態度をとったり責任を押し付ける(物事が上手くいかない時など)
『ブライドジラ』の改善方法とは
いくつか当てはまった方はブライドジラの可能性があります。でも落ち込むことはありません。ブライドジラは、先ほど説明したように誰しもが陥ってしまう可能性のあるプレ花嫁特有の現象。ブライドジラ予備軍の方のための2つの改善方法をご紹介します。
パートナーと家族、協力してくれる人を信じること
まず1つ目はパートナーと家族など、協力してくれる人を信じてください。
結婚を決めた相手ならきっとあなたのことを理解してくれますし、理解していなかったとしてもあなたを理解したいと思っているはずです。そしてあなたの事をよく見てくれています。そんな大切なパートナーや家族にまず意見を聞いてみましょう。結婚式に対しての期待と不安はパートナーもきっと同じです。そんな時だからこそ一人では抱え込まず、相談し合えばきっと違った答えが出てくるはずです。
完璧を目指さないこと
2つ目は完璧を目指さないことです。
結婚式はスタートであってゴールではありません。もし結婚式で失敗しても、自分は恥ずかしくて残念な気持ちになるかもしれませんが、周りの人はそれに対してふたりを攻めることはしないはずです。
なぜなら式に来ていただいた人達は家族であったり、友人であったり、みんなふたりの大切な人達。
なので肩肘張らなくても大丈夫です。
それでも不安が残るのであれば、幸せな気持ちで笑っていれば良いのです。そうすれば来てくれたゲストが本当に見たかった、あなたの幸せな顔を見てもらえるはずです。結婚式に成功や失敗はありません。ただ幸せと感謝を伝えられれば、それは良い結婚式になります!
まとめ
準備を進めていくうちに、結婚式に対しての妥協や欠点を許せなくなってしまい、いつしかワガママに自分勝手になってしまうブライドジラ。何か悩んだときは焦らずに一旦落ち着いて、一人で抱えず自分の気持ちをパートナーにしっかり伝えましょう。パートナーと周りの人たちと協力し合いながら準備をしていくことが、幸せな結婚式を迎えるコツです。