親への結婚挨拶する際、手土産は何にする?
結婚が決まり、いよいよお互いの家に訪問して親に報告。
「あなたに喜んでもらいたいと、この品物を選びました」「これからもよろしくお願いします」という気持ちを伝えるための手土産。
また手土産には、最初の共通の話題となり、その場を和ませる役割があるからこそ、心から喜んでもらえる素敵な品を贈りたいですよね。
ですがいざとなると、予算はいくらなのか、どんなものを準備すればいいか迷ってしまうもの…。
そこで、まずは結婚挨拶の手土産の相場、おすすめの手土産、渡すタイミングとマナーなどをチェックしましょう!
結婚挨拶の手土産の相場
気になる結婚挨拶の手土産は「3000円」を目安に考えると良いでしょう。
安すぎるものだったり、見栄を張って高すぎるものを選んでしまっても、相手の親に気を遣わせてしまうのでNG。
見た目の良さと上質さもある3000円、高くても5000円相当のものを選ぶのが無難です。
手土産を選ぶ際のチェックポイント
Check1. 食べ物を選ぶのがベター
結婚挨拶の手土産には、形に残るものではなく、食べたり飲んだりしてなくなるものを贈るのが良いとされています。
Check2. お互いの親の好みを聞く
手土産を選ぶ際、まずは相手の親の好みをリサーチ!
アレルギーがあるのか、どんなものが好きなのか、どこのお店のお菓子が好みなのかを聞いておけば、心から喜んでくれます。
手土産はお菓子にこだわる必要はありませんので、お酒など飲めるものでもOK。
また、相手の親が孫と一緒に住んでいたりする場合、子どもも美味しく味わえるものを選ぶと良いですね。
Check3. 賞味期限が長いものを選ぶ
お菓子を選ぶのであれば、生菓子よりも賞味期限が長いものを。
見た目にこだわりたいところですが、訪問当日に家でお菓子を用意されていたり、渡した手土産をいただくことはほとんどないため、訪問した後にでも食べられるように短くても「1週間以上」日持ちするものが喜ばれます。
Check4. 家の近くでの購入は控えよう
訪問当日、最寄り駅のショッピング街や家の近くのお店で購入したものは結婚挨拶の手土産としてはNG!
用意する時間がなくて適当に選んだような感じがして、印象が悪くなってしまう恐れがあります。
そのため、必ず前持って手土産を用意しておくことが大切です。
手土産を忘れてしまった場合にも、なるべく離れた場所のお店で購入しましょう。
結婚挨拶向きの手土産の種類
老舗・有名店の洋菓子と和菓子
洋菓子と和菓子は結婚挨拶の手土産の定番!
ちょっとした特別感を出すために、老舗や話題の人気店のお菓子がベスト。
切り分ける必要のない個包装になっているもの、日持ちが良い焼き菓子など、みんなで美味しくいただけるようなものを選びましょう。
【おすすめ洋菓子】
■バームクーヘン
クラブハリエ / ねんりん家 / 治一郎
■パウンドケーキ
銀座和光 / モンサンクレール
■カステラ
文明堂 / 福砂屋 / 坂本屋 / 松翁軒
■クッキー
ツッカベッカライカヤヌマ / 銀座ハプスブルク・ファイルヒェン / オーボンヴュータン / 村上開新堂
【おすすめ和菓子】
■最中
とらや / まめつばき / 中里 / 新正堂 / 青柳正家 / 塩瀬総本家
■饅頭
笹屋伊織 / 東京新宿花園万頭 / 山田屋まんじゅう
■羊羹(個包装されたもの)
とらや / 鶴屋吉信
自分の出身地の名産品
相手の親の好みに合えば、出身地の名産品も結婚挨拶の手土産におすすめ。
そうすることで、暮らしてきた地元や自分自身のことを知ってもらえる良いキッカケになります。
旬の果物
季節感があるものを贈りたいなら、果物がおすすめ。
甘いものが苦手だという方にも好評で、その時期の旬なフルーツの盛り合わせ、フルーツゼリーやジェラートの詰め合わせをプレゼントするカップルも多いです。
【おすすめフルーツ店】
■千疋屋
■タカノフルーツパーラー
■FRUIT GARDEN 山口果物
日本酒・ワイン
お酒が好きな親であれば、日本酒やワインがベストです。
その際、好きな銘柄を聞いて用意するようにしましょう。
【おすすめのお酒】
■獺祭(日本酒)
■八海山(日本酒)
■吉四六(麦焼酎)
■伊佐美(芋焼酎)
■ザ・マッカラン(ウイスキー)
■山崎LIMITED(ウイスキー)
■響(ウイスキー)
結婚挨拶の手土産に「のし」は必要?
結婚挨拶の手土産には熨斗(のし)はつける必要はありません。
職場の上司への手土産や引越しの挨拶に贈るときと同じく、堅苦しくなりすぎないように熨斗をつけないことが多いです。
どうしても熨斗をつけておきたい場合には、お店の人に「外のし」で包装を依頼して、表書きに「御挨拶」と入れましょう。
直接親に渡すため、名入れは必要ありません。
そして、熨斗に描かれている「結切り(むすびきり)」を選びましょう。
結切りは「一度結んだら解けない」という意味があり、婚礼関係の熨斗として使われています。
まれに「蝶結び」をお店の人に勧められることがありますが、蝶結びは「生涯何度繰り返しても良いこと」という意味があり、出産祝いなどの祝い事に適したものなので、結婚挨拶の熨斗は「結切り」が基本です。
手土産の渡し方とマナー
まず相手の家に訪問する際、紙袋だけで十分なので風呂敷に包む必要はありません。
家に到着をしたら玄関で挨拶しますが、渡すタイミングは玄関先ではありません。
部屋に向かったら、席が用意されていたとしても「どうぞ」と言われてから席につき、特に席の指定がない場合には下座に座ります。
座った後すぐに渡すのが基本であり、席について少し落ち着いたところで、品物を紙袋から出して渡しましょう。
手土産を渡す際に「一言」添えて。
渡し方として、一言添えて渡すようにすること。
思わず言ってしまいそうなのは、「つまらないものですが」という言葉ですが、つまらないものという決まり文句を言うよりも「お好きだと伺いましたので」という言葉を添えたほうが感じがよくなります。
つまらないものを持ってきたと思われるよりも、好きなものをリサーチして持ってきてくれたと思ってもらう方がもちろん良いですよね。
手土産の特徴、なぜそれを選んだかわかるような言葉を添えると好印象です。
【一言例】
「お好きだとうかがいましたので」
「美味しいと評判なので、ぜひ召し上がってみて下さい」
「地元の名産品です」
まとめ
結婚挨拶向きの手土産の紹介の中で、それぞれの品ごとにいくつかおすすめの老舗や人気店もご紹介しているので、ぜひ参考にチェックしてみてください。
結婚挨拶とは、婚約を交わしたふたりがお互いの親にOKをもらうための大切な日。
マナーを守った上で、相手の親に「この人なら大丈夫だろう」と安心して思ってもらえるよう、心のこもった贈り物を選びましょう。