最初のステップ!「親あいさつ」の基本ルール

<親にあいさつに行く>
結婚準備をはじめる最初のステップ!「親へのあいさつ」

親あいさつの基本ルール

結婚が決まったことを親に伝えるのは、ちょっぴり気恥ずかしけど頑張って。相手の親にもしっかり報告して、晴れやかな気持ちで結婚準備の一歩を踏み出そう。

ここがポイント

  • 親へのあいさつは、ふたりの結婚を親に正式に認めてもらうもの。親公認の仲であっても、けじめとして改めてあいさつしておこう。
  • あいさつに行く順番は、彼女の親の方に先に行くのが一般的だが、それぞれの事情に合わせて親と相談して決めてもいい。
  • 最近は食事を兼ねてレストランなどお店で行うケースも増えている。

「親へのあいさつ」とは

「親へのあいさつ」は、それぞれの親を訪問し、正式に結婚の許しを得る大切なステップです。
親に認めてもらう前に、ふたりで勝手に結婚準備を進めてしまうと、親や両家の間でのトラブルの原因にもなりかねません。プロポーズを経て、ふたりの間で結婚するのを確認し合ったら、できるだけ早い時期にしておきましょう。

日頃から相手の家に遊びに行く機会などが多く、相手の親にはすでに公認の仲という場合、あらためてあいさつする必要はないのではと思ってしまいがちですが、この時ばかりは話は別。
遊びに行ったついでなど、普段のやり取りの中で結婚することを報告してしまうと、結婚自体を軽く考えていると思われて親の気分を損ねてしまうことも。ふたりからの結婚報告を楽しみにしている親も多いので、公認の仲の場合であっても、ひとつのけじめとして、あらためて正式にあいさつする場を設けるようにしましょう。

まずは自分の親への結婚報告を

では「親へのあいさつ」をするのに、日程などはどうやって決めればいいのか、具体的に紹介していきましょう。

まずは、彼と彼女それぞれが自分の親に、お付き合いをしていた相手と結婚する意志を確認し合ったことを報告します。
「実は結婚を前提にお付き合いをしていた人がいて、先日プロポーズされました」「お母さんたちも良く知っている○○さんから、先日プロポーズされて…」などと切り出し、相手があいさつに来たいと言っているので時間を作ってほしいと伝え、親の都合のいい日を確認します。
子どもの結婚は親にとっても大切なことなので、面と向かって話をするのがいいでしょう。親と離れて暮らしている場合でも、できるだけ会って直接話をするようにしましょう。

ここで注意したいのが、相手が訪問する目的をあいまいにせず、結婚報告のあいさつであることをしっかり伝えておくということ。親にも心の準備をする時間が必要です。
親にとって突然の結婚報告になってしまうと、その場で良い返事がもらえないこともあるかもしれません。
親に都合のいい日を確認する時には、結婚報告のための訪問だということをはっきり伝えるよう気をつけましょう。

先に行くのは彼の家?彼女の家?

それぞれが親の都合を確認したら、ふたりの都合も合わせてスケジュールを調整し日程を決めます。その際、気になるのが彼の親と彼女の親、どちらに先にあいさつに行くのがいいかということ。

一般的には、彼女の家のほうに先に行くのが基本とされています。
これは、昔ながらの風習の名残で、彼が最初にお願いに上がるのが礼儀という考え方によるもの。大切に育てた娘を嫁に出すという親の気持ちを考え、現在も彼女の家から先に行くのが通例となっています。
ただし、彼が婿に入る場合はその逆で、彼の家から先に行くことになります。
しかし時代とともに風習やしきたりにこだわらない親も増えてきています。実家の場所や親の都合、ふたりの事情などにより、基本通りの順番で行けない場合は、その旨を親に説明し両家で相談して決めるようにしましょう。

訪問する時間は?

訪問する時間は、午前でも午後でも構いませんが食事時にかからないようにするのが基本のマナー。

滞在時間を2時間前後と考えると、午前中なら10時頃、午後なら2時~3時頃にするのがいいでしょう。

ただ最近は、親の意向であいさつの後に一緒に食事をするケースも増えているようです。
相手のことを知ってもらい親交を深めるよい機会になるので、親の希望があれば食事をする場所や時間も考慮して、スケジュールを立てるようにしましょう。

お店であいさつするのもあり?

家が遠いといった住宅事情などから、親が外で会うことを希望する場合は親の意向を尊重し、食事を兼ねてレストランなどお店であいさつを行うのもいいでしょう。
その際は、親に和洋中どんなジャンルのお店がいいか好みを聞いた上で、アクセスの良さや分かりやすさ、店内の雰囲気などにも気をつけ、人目を気にせずに話ができるよう個室を予約できる店を選ぶようにしましょう。

知っ得マナー&豆知識

  • 「親あいさつの時期は?」

    「親へのあいさつ」は、結婚式の会場選びを始める前に済ませておくのがベスト。
    親から正式に結婚の許しを得ておけば、親の希望も確認しながら会場選びができ、検討もスムーズに進められます。
    「ゼクシィ結婚トレンド調査2018」によれば、挙式・披露宴の検討を始めた時期の平均は式の約10カ月前。ですので「親へのあいさつ」は、遅くとも式の10カ月前をめどにすませておくようにしましょう。

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