招待客にお願いすることまとめと依頼者がやること

<結婚式の招待客を決める>
人選と依頼の仕方に気を付けて!「招待客にお願いすることまとめと依頼者がやること」

結婚式の招待客を決める

結婚式をするうえで、欠かせないのがゲストの協力。挙式から二次会まで、ゲストに手伝いをお願いすることは意外と多いもの。気配りを忘れず気持ちよく引き受けてもらえば、みんなの想いがこもった素敵な結婚式になるはず。

ここがポイント

  • 式当日の流れをイメージしながら、ゲストに依頼が必要なことをもれなくリストアップ。
  • 依頼する人に余計な負担をかけないよう、依頼内容をよく考えてそれに適した人にお願いするようにしよう。
  • お願いする人を決めたら、なるべく早いタイミングで依頼する。快く引き受けてもらえるよう伝え方にも気を付けて。

ゲストにお願いすることを整理する

依頼することが何であれ、式の直前になって慌ててお願いするのはマナー違反。そんなことがないように、最初にお願いしなければいけないことをしっかりと整理しておきましょう。

ゲストにはなるべく負担をかけたくないからお願いすることは最小限で、と考えていても、式当日を通してみるとゲストに協力をお願いしなければいけないことは意外とたくさんあるもの。
それらを見落としなくリストアップするためには、式当日のスケジュールにそって考えてみることが大事です。受付から二次会まで、それぞれのシーンをイメージしながら、ゲストにお願いしたいことを書き出してみましょう。

誰に何をお願いするかを決める

必要なお願いごとが決まったら、内容に応じてその人の性格や適性を考えて、依頼する人を決めていきましょう。口下手な人に司会をお願いするといったミスマッチは、ゲストに精神的な負担も与えてしまうので、くれぐれもそういうことがないように気をつけましょう。

主なお願いごとと依頼する人のポイントをまとめてみたので、人選の参考にしてください。

ゲストへの主なお願いごと&依頼ポイント

受付

受付係

会場に一番早く入ってもらうことになるので、会場へのアクセスが便利な人にお願いするのがベスト。
新郎側、新婦側各2名ほど。友人もしくは同僚のほか、きょうだいや親しい親族にお願いする場合も。

挙式

リングボーイ・ガール

挙式で指輪交換をする際に、結婚指輪を新郎新婦のところまで運び届けるのが役目。
甥や姪など、親族の子どもにお願いするケースが多い。子どもの親に直接もしくは電話で依頼。

ブライズメイド・アッシャー

新郎新婦の介添人として挙式の際にふたりのそばに立ってサポートする係。
新郎新婦それぞれの未婚の友人にお願いするのが一般的。

誓いの証人(人前式の場合)

人前式などで挙式に立ち会ったゲストを代表し、証人として結婚証明書などにサインをしたりする。
ふたりが出会うきっけとなった人や結婚に至るまでにお世話になった人などのほか、家族にお願いするケースも多い。

披露宴

主賓のあいさつ

ゲストの代表として、披露宴の最初にお祝い述べてもらう。
新郎側、新婦側それぞれ1名にお願いする。会社関係の人を招待する場合は職場で最も役職の高い上司に。会社関係の人を招待しない場合は、恩師や親族が適任。

乾杯の発声

主賓のあいさつの後、簡単な祝辞を述べて乾杯の音頭をとってもらう。
主賓に次ぐ役職の人にお願いするケースが多いが、場を盛り上げることに慣れている友人などに依頼するのもいい。

友人代表スピーチ

結婚までのいきさつをよく知っている一番の親友や、ふたりの共通の友人などが適任。
結婚報告と同時にお願いするようにしよう。

余興

楽器演奏や歌、ダンスなど、何か特技を持っている人や仲良しグループなどに依頼を。
練習や準備に時間がかかることなので早めに打診しておき、プログラムが決定したら持ち時間などを伝えて正式に依頼する。丸投げにせず、やってほしいことをリクエストしつつ相談するスタンスでお願いすると引き受けてもらいやすい。

アイテムの手作り

基本的には手先が器用で、手芸などが得意な人に依頼。
ウエルカムボードやリングピロー、ブーケなど、作ってほしい物とともに、希望のイメージや予算、完成期限なども具体的に伝えるようにしよう。

写真やビデオの撮影係

頼みやすいきょうだいや親族に依頼しているケースが多い。
料理を食べる時間などをちゃんと取ってもらえるよう、撮影してほしいシーンなどを具体的に伝えておくといい。

二次会

二次会の幹事

場合によっては会場探しや参加者への連絡、当日の進行など、お願いすることになる仕事量が多いので、ふたりと密に連絡が取り合える近い友人に依頼するのがベスト。

二次会の司会(プロ以外)

進行を担う重要な役割なので、できれば経験したことのある人や人前で話すのに慣れている人に依頼したい。

準備期間を考え、余裕をもって依頼する

おめでたいことだけに頼まれた人にとっては断りにくいもの。それだけに押し付けにならないよう、正式に依頼をする前に必ず打診する形でお伺いを立てるのが基本。

まずはお願いしたい意向を伝え、相手の反応を見て招待状を発送する前までに正式に依頼するようにしましょう。依頼された側にもいろいろな都合があるので、万が一、断られてしまった際に別の人にお願いすることなども考え、依頼する人を決めたらなるべく早い時期に打診を。
とくにスピーチや余興、アイテムの手作りなどは、練習や準備に時間がかかるので、遅くても式の3カ月前までには連絡するようにしましょう。

お願いする理由をしっかり伝えることが大事

依頼する際には、「前に○○さんの歌を聞いた時に、すごく感動しました。だからぜひ結婚式の余興でお願いしたいと思って…」など、なぜ頼みたいと思ったのか理由をしっかり伝えることも大事。そうすることで相手のやる気も高まり、気持ちよく引き受けてもらうことができます。
また、とくに余興をお願いする時などは、丸投げは禁物。何をやってほしいかを明確に伝え、相手の希望も聞いてみましょう。

余興の内容によっては会場設備などの関係でできないこともあるので、会場に確認してから再度相談するようにするといいでしょう。引き受けてもらった人には、式当日までの間に何か困っていることはないかなど、声掛けをする気遣いも忘れないようにしましょう。

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