どんなものが和風なの?結婚指輪の種類「和風」の定義を知りたい!

「人とは違った結婚指輪を選びたい」「日本を感じられるモチーフを施した結婚指輪がいい」など、最近では和風デザインの結婚指輪に注目が集まっています。しかし、「和風の指輪ってどんなものなの?」と疑問を感じる人もいるのではないでしょうか。和風の結婚指輪を検討している人のために、和風の結婚指輪の定義や代表的なモチーフなどをご紹介していきましょう。

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和風の結婚指輪とはどのようなものか?

和装の女性

まずは、和風の結婚指輪がどういうものなのかを解説します。

「和」のモチーフや日本で昔から用いられている技法で作られた結婚指輪

@mokumeganeya / Instagram

日本の四季や“わびさび”を感じられるモチーフがあしらわれていたり、日本の伝統技法を使って作られていたりする結婚指輪を「和風の結婚指輪」といいます。
 
また、江戸時代に日本で生まれた「木目金」のような伝統技術を用いて作られているものも和風の結婚指輪といえるでしょう。「木目金」とは、複数の金属を鍛接(たんせつ:金属を接合する接合法のひとつ)し、ひねったり彫りを入れたりして木目のような模様を作り出す技術です。

「人と違った結婚指輪が欲しい」人に人気

結婚指輪はもともと西洋の文化であり、日本に取り入れられるようになったのは明治時代からでした。そのため、結婚指輪は西洋の伝統技法やデザインが施されたものが多くなっています。
 
そんな中に登場した和風の結婚指輪は、「人とは違った結婚指輪が欲しい」というカップルの人気を集めています。

主に日本のジュエリーブランドが販売している

和風の結婚指輪を製造・販売しているのは日本のジュエリーブランドがほとんどです。国内ブランドであれば、サイズ直しや磨き直しのようなアフターメンテナンスも依頼しやすく、安心して身につけられるのではないでしょうか。
 
ちなみに、和風の結婚指輪に限らず国内ブランドの結婚指輪を選んだカップルは52.6%と約半数もの人が国内ブランドでの購入を決めているようです。日本人の手になじみやすく、手ごろな価格の結婚指輪も多いため、国内ブランドの結婚指輪は人気となっています。

データ出展:ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ

和風の結婚指輪に用いられる主なモチーフの種類と意味

桜の木

和風の結婚指輪に用いられるモチーフは、「植物」「天体」「吉祥模様」などに分けられ、それぞれ縁起の良い意味が込められています。具体的に見てみましょう。

植物

和風の結婚指輪に用いられる「植物」は、主に次のようなものがあります。

  • …花言葉は「優美な女性」「精神の美」。純愛の象徴であり、「祝福」「お祝い」を意味するモチーフとされています。
  • 桔梗…「誠実」「従順」「変わらぬ愛」という花言葉が、愛を誓う二人にぴったりなモチーフとされています。
  • …「高貴」「高潔」「高尚」などの花言葉を持つ菊は、ブーケや髪飾りなど結婚式に多く用いられています。
  • 紅葉…日本の秋の象徴ともいえる紅葉は、「大切な想い出」「美しい変化」などの花言葉をもっています。
  • 月桂樹…「輝ける未来」「栄光」「勝利」という花言葉をもつ月桂樹は、「幸福の木」ともいわれています。

そのほか、ひとつのモチーフを施すのではなく、吉祥のシンボルといわれる「松・竹・梅」を組合せた結婚指輪などもあります。

天体

和風の結婚指輪に用いられる「天体」は、主に次のようなものがあります。

  • …「女性らしさ」「やさしさ」の象徴であり、満ち欠けする様子が成長をあらわすとされています。
  • …「夢」「希望」の象徴であり、五芒星(ごぼうせい:等しい長さの5本の線で結ばれ、中心に五角形が現れる星形)のように身を守ってくれるモチーフとされています。また、七夕の物語にちなんで「天の川」をモチーフにした結婚指輪もあります。

吉祥文様

和風の結婚指輪に用いられる「吉祥模様」は、主に次のようなものがあります。

  • 唐草模様…長寿や繁栄をあらわすといわれ、唐草模様の風呂敷は武家や商家の娘の嫁入り道具を包むために用いられていました。
  • 市松模様…途切れることなく続く模様には、子孫繁栄という意味が込められています。
  • 七宝…円が重なりあって続く様子から、「円満」「繁栄」をあらわす吉祥模様とされています。「金」「銀」「瑠璃」「玻璃」「珊瑚」「瑪瑙」「玻璃」「硨磲」を七宝といいます。
  • 青海波…絶えず繰り返される穏やかな波のように、平穏な生活がいつまでも続くことを願うモチーフです。
  • 麻の葉文様…神聖なものとして神事に用いられてきた麻の葉、魔をよけてくれるといわれています。

あたたかみのある和風の素材を用いた結婚指輪もある

折り紙の鶴

和風の結婚指輪は、植物や天体、吉祥模様など、和のモチーフがデザインされたものだけではなく、「和風の素材」そのものが用いられていることもあります。
 
プラチナやゴールドの素材とともに、樹齢1000年を超える「屋久杉」のような樹木や、べっ甲など、和を感じる素材そのものがアームにあしらわれている、アームに和紙の模様がかたどられているなど、一口に和風の結婚指輪といっても、さまざまです。

まとめ

「和風の結婚指輪には幸せな意味がいっぱい!

桜や紅葉、月、唐草模様などの吉祥模様などをモチーフとしたもの、「木目金」のような伝統技術を用いて作られたもの、屋久杉や和紙のような日本を感じる素材があしらわれたものなど、「和風の結婚指輪」にはさまざまなデザインがあります。
 
しかし、どのデザインも結婚指輪を身につける新郎新婦の末永い幸せを願う意味のあるものばかり。ちょっと変わった結婚指輪を身につけたいと思う人はぜひ、「和風の結婚指輪」を選んでみてはいかがでしょうか。

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結婚式準備.com編集部

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