<花嫁ブーケを選ぶ>
費用の相場から人気の形、依頼方法まで、まとめてチェック「花嫁ブーケ」の基礎知識と手配スケジュール
花嫁と大切な一日を華やかに彩る、結婚式には欠かせないアイテムのひとつであるブーケ。花嫁の印象を左右する大切な存在だけに、納得して決めたいですよね。でも、どんな種類があるの?オーダー方法は?など、わからないこともいっぱい。そこで、費用の相場や人気の形、手配の流れなどをご紹介。こちらを参考に、運命のブーケを手に入れましょう。
ここがポイント
- ブーケ1個あたりにかける費用の平均は3万円。ブートニアや生花のヘッドドレスも依頼したい人は、別途予算の確保を。
- ブーケの基本スタイルを元に、花材などこだわりポイントも加味しながら、希望のイメージを固めて。
- ドレス決定後、ブーケの依頼先を検討。結婚式の2ヵ月前にはお店の決定を。
花嫁ブーケにかける費用の相場は?
結婚式当日に使用したブーケの数は、1個と答えた花嫁が41.5%と一番多く、平均は1.8個。花嫁がブーケにかけた費用の総額は平均4.6万円で、1個あたりの費用の平均は3万円となっています。このほか、新郎が胸につけるブートニアや生花のヘッドドレスなどをお願いしたい人は、別途、予算を確保しておくことが必要。後から困らないよう、事前にお願いするものや予算を検討しておきましょう。
データ出展:リクルート ブライダル総研調べ
みんなはどうしてる?
- ブーケ1個あたりの費用は?
- 0~1万円未満:12.4%
- 1~2万円未満:17.8%
- 2~3万円未満:18.9%
- 3~4万円未満:27.0%
- 4~5万円未満:10.1%
- 5万円以上:13.8%
データ出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2018
3~4万円未満と答えた人が一番多く、全体の約3割。ブーケの価格は、サイズや形のほか、花材の種類によっても差が出ます。予算内に収めたいなら、オーダー時に費用についてもきちんと相談!
人気のカラーやスタイルは?
約8割の花嫁がブーケに生花を使用。ブーケのメインカラーは、白系を選んだ人が67.7%と一番多く、次にピンク系、赤系、黄色系、ブルー系と続きます。ブーケの形は、58.6%の花嫁が選んだラウンドスタイルが一番人気。同じ色や同じ花材を使っても、形によって印象は大きく変わります。下記のスタイルを参考に、結婚式やドレスの雰囲気に合わせて選びましょう。
データ出展:リクルート ブライダル総研調べ
花嫁ブーケの基本スタイル
ラウンド
花を半円球に束ねたスタイル。小花を密集させてキュートに、純白でまとめて清楚に、など、ドレスを選ばずオールマイティに活躍するのが人気の秘密。
クラッチ
数本の花を束ねて、手に握るように持つことから名づけられたクラッチ。茎の部分を生かした洗練&ナチュラルな仕上がりは、ガーデンウェディングやカジュアルなパーティに素敵にフィットします。
キャスケード
トップにボリュームを持たせた、流れるような縦長シルエットがエレガント。トレーンを長く引くドレスや広い会場でのウェディングにぴったりな、正統派ブーケの代表格です。上品な存在感を手元で発揮します。
オーバル
ふんわり楕円を描くように広がりを持たせたスタイル。適度なボリューム感があり、どんなドレスとも好相性。特に、ふんわり広がるスカートと合わせると、ウエストが引き締まって見えるのでおすすめです。
リストレット(リストブーケ)
手首につけるブーケは、おしゃれな花嫁の間で人気上昇中。ブーケが持てないケーキ入刀などのシーンでも、手元に華やぎを演出できます。また、移動や動きの多いガーデンウェディングやナチュラルな雰囲気のリゾ婚にもぴったり。
ボール型
真ん丸キュートな球状型。スティックタイプもありますが、持ち手を付けてパーティバッグのように持つタイプが主流となっています。コロンと可愛らしい見た目は、1.5次会など、セミフォーマルなパーティ向き。ふんわりドレスとの相性が良く、和装の花嫁からも人気を集めています。
クレッセント
三日月形の曲線を描く、優雅でしなやかなフォルムが特徴的。キャスケード同様、正統派の挙式にふさわしいスタイルです。花材によって大人な雰囲気にも、ナチュラルなトーンにもまとめることができるので、比較的ドレスを選ぶことなく楽しめます。
みんなはどうしてる?
- 選んだブーケのスタイルは?(複数回答)
- ラウンド:58.6%
- クラッチ:36.6%
- キャスケード:26.0%
- オーバル(楕円形):4.7%
- リストレット・リストブーケ:5.9%
- ボール型:3.0%
- バッグ型:1.4%
- クレッセント:0.7%
- その他:9.2%
- 無回答:0.7%
データ出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2018
3大人気は、「ラウンド」「クラッチ」「キャスケード」。また、近年、個性的なリストレットへの注目が高まっています。
花材の咲き方にも注意して
ブーケの色や形、ドレスや体型とのバランス、予算のほか、花材にこだわった花嫁も多数。エレガントなバラやカサブランカ、キュートなガーベラなど、花の種類は実に多彩。ブーケのイメージを検討する際、好きな花材をいくつかピックアップしておきましょう。また、優しい印象の「七分咲き」や華やかな雰囲気の「満開」など、同じ花材でも咲き方によって表情は変化。希望の咲き方があれば、依頼先との打合せ時に相談を。
みんなはどうしてる?
- ブーケを検討する際にこだわったことは?(複数回答)
- 花の色:74.1%
- ドレスとのバランス:66.0%
- ブーケの形:56.8%
- 花の種類:39.5%
- 価格:27.0%
- 花の持ちの良さ:3.6%
- その他:2.2%
- 無回答:1.9%
データ出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2018
半数以上の花嫁が、「花の色」「ドレスとのバランス」「ブーケの形」にこだわっています。このほか、花嫁の魅力を最大限に引き立たせるブーケを手にするためには、「体型に合ったサイズ」にもこだわりましょう。
検討から決定までのスケジュール
ブーケの検討開始時期の平均は、結婚式の2.7ヵ月前。決定時期の平均は1.9ヵ月前となっています。打合せでドレスに合ったブーケを提案してもらえるよう、ドレス決定後にブーケの依頼先を検討。会場または会場提携のフローリストにするか、会場提携外のショップにするか考えます。ただし、会場によってはブーケの持ち込み不可や持込料がかかる場合も。外部にお願いしたい場合は、事前に会場側に確認しておきましょう。その後は一般的に下記のような流れに。スケジュールに沿って、準備を進めていきましょう。
データ出展:リクルート ブライダル総研調べ
花嫁ブーケの手配スケジュール
挙式3ヵ月前
ドレス決定後、ブーケのイメージを固め、依頼先を検討
SNSや結婚情報誌などで、好みの色や形のブーケをリサーチ。ドレスやドレス小物のほか、会場装花など会場の雰囲気とのバランスも考えながら、ブーケのイメージを固めていきましょう。会場や会場提携のお店に依頼するか、提携外のお店にお願いするか検討。
挙式2ヵ月前
ブーケの依頼先を決めて予約と打合せ
会場または会場の提携先に依頼する場合は、担当スタッフと打ち合わせ。会場提携外のお店にお願いする場合は、打合せ時に「ドレス試着時の写真」「ドレス小物の写真」「会場の写真」「希望イメージが伝わるキリヌキなどの資料」を用意。予算を伝え、どのような方法で届けてもらえるかなど当日の引き渡し方法もしっかり確認しましょう。また、お店・会場の両方に、当日ブーケスタンドを無料貸し出ししてもらえるか聞いておくと安心です。
挙式1ヵ月前
ブーケを決定し、オーダー
この頃にはどんな花材が手に入るか価格も含めてわかるため、予算や希望イメージと照らし合わせながら花材を最終決定。ブーケの形や個数を決めて、オーダーします。ブートニアや生花のヘッドドレスが希望の場合は、併せてオーダーを。また、式後のブーケをドライ加工や押し花にしたい人は、相談しておきましょう。
挙式当日
会場にブーケが到着
依頼先が会場提携外のお店の場合は、事前に会場の場所や開始時間、ヘアメイクの開始時間、届け出先を伝えておきましょう。保存用に加工してもらう場合は、挙式後にブーケをショップへ預けます。
みんなはどうしてる?
- ブーケの依頼先は?(複数回答)
- 会場または会場提携の花屋に依頼:77.7%
- 外部の花屋で購入:12.5%
- 外部の花屋でレンタル:0.7%
- 友人・知人・親族からのプレゼント・手作り:9.5%
- 手作りした:5.7%
- その他:5.3%
- 無回答:1.2%
データ出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2018
7割以上の花嫁が、会場または会場提携の花屋にブーケを依頼。なお、使用後のブーケは自分で持ち帰った人が48.7%、ドライ加工や押し花にした人は33.4%という結果に。式後のブーケの保存方法についても検討しておきましょう。