<招待ゲストへの準備と手配>
当日、失礼のないようゲストへの気配りは式前から万全に!「ゲストに関する手配と準備をする」
結婚式に必要なアイテムの検討など、何かと忙しい時期だけど、ゲストに関する準備も忘れないで。ゲストに気持ちよく結婚式に出席してもらえるよう、ゲストにまつわる手配もしっかり確認しておこう。
ここがポイント
- 遠方ゲストには、必要に応じて交通チケットや宿泊の手配を。
結婚式でお世話になる人へのお礼やお車代は、リストにして早めに準備しておく。 - 会場で衣裳を借りたり、着付けをお願いしたりするゲストがいたら、ふたりが間に入って予約。
衣裳選びやサイズ合わせにも同行を。 - 子どもやお年寄り、アレルギーがあるゲストなど、個別対応が必要なゲストがいたら会場に相談し、きめ細やかな対応を。
まずはリストをチェックしながら必要な手配を確認
結婚式の出欠を知らせる返信はがきが戻ってきたら、招待状を発送する際に作ったゲストリストに、順次出欠をチェックしていきましょう。
返信期日を10日以上過ぎても返事がない場合は、「招待状をお出ししましたが、届いておりますでしょうか」と、確認の電話をするといいでしょう。
そして、結婚式に来ていただけるゲストが確定したら、この時期にしっかりやっておきたいのがゲストに関わるさまざまな手配。遠方からお招きするゲストの宿泊や交通に関することをはじめ、式当日の着替えやお料理に関することなど、ゲストに代わってふたりがしなければいけない手配は意外とたくさんあるものです。
ゲストリストをチェックしながら、ゲストごとに必要な手配を確認し、早めに済ませておくようにしましょう。
ゲストに関する主な手配について紹介しておきますので、ふたりのゲストに必要なことをチェックしておきましょう。
交通関連の手配
遠方からお招きするゲストの交通費は、全額負担するのが理想的ですが、難しい場合は半額を目安に、きりのいい金額を「お車代」としてお渡しするのが一般的なマナーです。
ただし、親族や友人の間で交通費に関する通例や取り決めなどがある場合は、それに従うようにしましょう。
交通費を全額負担する場合は、ゲストに移動手段を聞いて必要なチケットを購入し、事前に送っておきましょう。ゲストが自分でチケットを買うことを希望された場合は、交通費に相当する金額を式当日、「お車代」としてお渡しするようにしましょう。
また、最寄駅から会場まで距離がある場合は送迎バスを用意するか、必要に応じてタクシーチケットを申し込んでおきましょう。
そのほか、主賓の方がハイヤーでの送迎を希望された場合は、ハイヤーの手配も必要です。
宿泊の手配
遠方ゲストが多く宿泊が見込まれる場合は、直前だと満室で取れない場合があるのでゲストをリストアップした時点で部屋を仮押さえしておくようにしましょう。
宿泊するゲストが決定した時点で部屋割りをして正式に予約を確定し、宿泊者リストを作成してホテルに出しておくと、その後のやりとりもスムーズです。
ホテルで結婚式をする場合は、ゲストの宿泊割引があることも多いので、事前に確認しておきましょう。
式でお世話になる人などへのお礼リスト
主賓、受付、スピーチや余興など、結婚式でお世話になる人や遠方から来ていただくゲストなど、お礼やお車代が必要な人たちをゲストリストを見ながら確認し、誰に何を渡すかを整理しておきましょう。
人によってお礼の内容や金額が違ってくるので、間違いがないよう時間がある時に、しっかり準備しておくのがおすすめです。
品物でお礼をする場合は、品物選びにも時間がかかります。直前になって慌てないよう、お金を入れるご祝儀袋やポチ袋なども忘れずに用意しておきましょう。
親やゲストの貸衣裳・着付け関連の予約
父親のモーニングコート、母親の黒留袖などは式場で借りるケースが多いようです。親のほか、親戚の方などで衣裳を借りる人がいる場合は、一緒に衣裳室に行き、事前に衣裳選びやサイズ合わせをしておく必要があります。その際、貸衣裳や着付けにかかる費用は、ふたりが支払う旨も会場に伝えておきましょう。
親族で貸衣裳が必要な人がいるかどうかの確認は、親にお願いしておくといいでしょう。衣裳を借りる親や親族が遠方の場合は、サイズを聞いて予約を。着付けのほか、当日ヘアセットなどもお願いする場合は、美容室の予約も忘れずに。また遠方から来るゲストが、式当日、会場で着替えをする場合もあるので、着替え室についても会場に確認しておくと安心です。
着替え室を利用するゲストがいる場合は、その旨を会場に伝え、案内してもらうようお願いしておきましょう。
子どもやお年寄りのゲストへの配慮
小さな子ども連れのゲストがいる場合は、必要に応じてベビーベッドやベビーシッターなども手配してくといいでしょう。
子どもが退屈しないよう、絵本やおもちゃなどを用意しておくのもおすすめです。
また、高齢のゲストや車椅子のゲストがいる場合は、移動時に負担をかけないよう、会場スタッフにサポートをお願いしておきましょう。
料理の個別対応
苦手な食材があるゲストや、アレルギーや持病などの関係で食べられない食材があるゲストがいたら、料理の個別アレンジが可能かどうか会場に相談し、それぞれのゲストに合った料理を手配しておきましょう。
また、婚礼料理が洋食コースの場合、年配のゲストには箸を用意したり、一口サイズに切って出してもらったりするなど、細かい配慮も忘れないようにしましょう。