当日にあわてないための「親あいさつ」事前準備

<親あいさつ当日までの準備編>
話題に困らないようしっかり事前準備を「親あいさつ 準備編」

親あいさつ事前準備

相手の親に会うまでは、不安で心が落ち着かいないもの。でも、きちんと準備を済ませておけば大丈夫!当日は誠心誠意、結婚に対する真剣な気持ちを伝えて。

ここがポイント

  • 親あいさつに行く前に、お互いの親や家族の情報を共有し、結婚に対するふたりの想いも確認し合っておく。
  • あいさつに行く時は、清潔感のあるフォーマルな服装が無難。
    お店で行う場合は、お店の雰囲気なども考えて。
  • 手土産は前日までに用意。
    相手の親の好みに合わせるのはもちろん、おめでたい席にふさわしいものを選ぼう。

お互いの家族について知っておく

親あいさつの時に、相手の親と初めて顔を合わせるという場合も多いでしょう。
初対面だと何を話していいか分からず、お互いに気まずい沈黙の時間を招いてしまいます。そうならないために、事前に親や家族の情報交換をしておくようにしましょう。

それぞれが自分の親の趣味、性格、好きな食べ物など話題になりそうな項目のほか、触れてはいけない話題なども共有しておくといいでしょう。兄弟姉妹がいる場合は家族全員の情報を同様に共有しておきます。また、親にも結婚する相手の名前や仕事、知り合った経緯などをあらかじめ伝えておくようにしましょう。

当日は親から結婚後の生活設計についてなど、いろいろ聞かれることもあるので、聞かれたことにはしっかりと誠意を持って答えられるよう心の準備をしておくことも大切です。

結婚に対するふたりの想いを確認

結婚を許可するうえで親が確認しておきたいと思うのが、ふたりの結婚に対する考えや想い。
親あいさつの時には、それをしっかりと伝えることが大事です。

そのために、ふたりで築いていきたい理想の家庭像や結婚後の生活設計、将来ビジョンなどについて、事前にしっかり話し合い、結婚に対するふたりの気持ちをひとつにまとめておきましょう。
結婚に対するふたりの真剣な気持ちが伝われば、親も安心してふたりの結婚を承諾し応援してくれるでしょう。また、結婚式についてどう考えているのかを聞かれることも多いので、挙式の時期やスタイルなどについても、ふたりの希望をある程度まとめておき話せるようにしておくといいでしょう。

親あいさつの前にまとめておきたいポイント

    • 結婚後のふたりの仕事や働き方
    • 新居の場所や形態
    • どんな家庭を築いていきたいか
    • 結婚後の生活設計
    • 結婚式はいつ頃したいか
    • どんな結婚式にしたいか
    • 結婚式のだいたいの予算
    • 結婚資金の準備の仕方

フォーマルな服装が基本

親あいさつの日時や場所が決まったら、当日の服装についても事前にふたりで確認し合っておきましょう。

服装は第一印象を左右する重要なポイントなので、相手の親と初対面となる場合は特に注意が必要です。
基本は、清潔感のあるフォーマルなスタイル。男性は落ち着いた色のスーツにネクタイを着用、女性は上品なワンピースやスーツがおすすめです。アクセサリー類や化粧は控え目にしておいた方が無難でしょう。また、相手のお宅に上がることを考え、靴や靴下にも気をつけたいところ。傷んだり汚れていたりする靴はもってのほか、脱ぎやすさや履きやすさを考えると女性はブーツやヒールの高い靴は避けるようにしましょう。また、夏であってもあらたまった訪問の場合、素足は失礼にあたるので女性もストッキングの着用を忘れないようにしましょう。

親あいさつを家ではなく、レストランや料亭などのお店で行う場合は、お店のドレスコードや雰囲気などにも注意して服装を決めるようにしてください。

手土産の準備も忘れずに

親へのあいさつで相手の家にお邪魔する場合は、手土産を持参するのが礼儀。
気遣いなくと言われても、結婚の許しをいただく立場なので必ず準備していくようにしましょう。

金額は高過ぎるとかえって親に気を遣わせてしまうので3000円前後を目安にし、事前に相手の親が好きな物をリサーチし、喜んでもらえそうな品をセレクトするといいでしょう。
当日、購入してから訪問しようと思っていると買うのに手間取り遅刻してしまうことも。
また、家に行く途中に近くの店で買うと、慌てて間に合わせたように受け取られてしまうこともあるので、訪問する前日までに用意しておくようにしましょう。

知っ得マナー&豆知識

  • 「おめでたい席の手土産に、切り分けて食べる羊羹はNG」

    相手の親が甘いものが好きな場合でも、食べる際に切り分ける羊羹などは「縁が切れる」ということで、おめでたい席での手土産には向かないと言われることも。
    逆に「縁起」にちなんだ松竹梅、鶴や亀などをモチーフにしたお菓子や、自分の出身地の銘菓などを手土産にすると、喜ばれるだけでなく持参した際の話題にもできるのでおすすめです。
    迷う場合は、お店の人に用途を伝えて確認しておくと安心です。

みんなはどうしてる?

  • 手土産によく選ばれている品7選

    • 最中
    • お饅頭
    • バウムクーヘン
    • クッキーなどの焼き菓子
    • お酒
    • フルーツ
    • 地元の名産品

    「最中」は形が丸く合わさっていることから縁起物としても人気。洋菓子では、こちらも縁起物として知られる「バウムクーヘン」や日持ちのする「焼き菓子」がよく選ばれています。「お酒」は相手の親の好みに合わせて選んでいるケースが多いよう。
    それぞれ老舗や有名ブランドのものを選べばさらに印象がアップするでしょう。
    賞味期限にも気を付け、少なくとも1週間以上あるものを選ぶようにしましょう。

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