二次会のスタイルと準備と流れ

<二次会の準備>
後になって慌てがちなので早めの準備を!「二次会について考える」

結婚式の二次会

結婚式のことで頭がいっぱいになりがちだけど、式に呼べないゲストのために二次会の準備もしっかり進めておきたいもの。ここでは二次会準備の基本的な段取りを紹介します。

ここがポイント

  • 幹事や受付など、友人の力を借りることが多いので、実施するかしないかを早めに検討し、実施するなら幹事の依頼もできるだけ早い時期にする。
  • 春秋の結婚式シーズンは二次会の人気会場も埋まりやすいので早めに動いて予約する。
  • 幹事を頼む場合も任せっきりにせず、負担が軽くなるようできることは手伝い一緒に準備する。

二次会のスタイルもいろいろ

二次会は、結婚式の後に行うアフターパーティ。
そのやり方はカップルによりさまざまですが、大きく3つのスタイルに分けることができます。

【1.5次会パーティスタイル】

比較的大人数のゲストを集め、レストランやカフェ・バー、パーティスペースなどを貸し切り、カジュアルなパーティ形式で行うパターン。

新郎新婦はタキシードやドレス姿を披露。司会者による進行で、披露宴に準じた演出やゲームなどを交え、楽しく盛大に行う。

【少人数での食事会形式】

結婚式に招待できなかった人だけを集めて、少人数で行うパターン。

結婚式当日ではなく、後日、日にちをずらして結婚報告会という形で、親族や友人グループごとに行うことが多い。気心の知れた仲間同士が集うので、余計な気をつかうことなくゆっくりくつろいでもらうことができる。

【式後のお疲れさま会スタイル】

披露宴に参加した友人ゲストを中心とした少人数のメンバーで、バーラウンジやパブ、居酒屋などの一角で行う。演出などはなく、テーブルを囲んでゆっくりと会話を楽しむスタイル。受付や余興、手作りなど、式を手伝ってくれたゲストの労をねぎらう意味合いも。

二次会をすることで、結婚式に呼べなかった人たちにも結婚相手をお披露目でき、祝ってもらえるというメリットがある一方、ゲストに金銭的な負担をかけたり、幹事をお願いする人にもいろんな負担をかけてしまうという心配も。二次会をするかしないか、するならどんなスタイルで行うか、ふたりの状況に合わせてしっかり話し合ってみましょう。

二次会準備の流れ

ここでは一般的な二次会を準備する際の基本的な流れについて紹介します。

幹事にお願いする場合は、会場決定後の段取りは幹事に任せることになりますが、任せっきりは禁物。随時連絡を取りながら、必要な時はふたりがリードして進めていくようにしましょう。

幹事を頼むかどうかを決める

二次会は、友人代表が主催するというスタイルで幹事を立てるのが一般的ですが、最近は友人に過度な負担を掛けたくないなどの理由で、幹事を立てずにふたり主導で準備をするケースもあります。

友人に幹事をお願いしない場合は、二次会代行サービスを利用するという方法も。友人に適任がいるかどうかという問題もあるので、まずは幹事をどうするかふたりで話し合って決めましょう。

二次会のスタイルや規模を決める

次に、誰を二次会に招き、どんなスタイルでやりたいかを決めましょう。

呼ぶゲストに合わせていつやるのがいいか日程も決め、具体的に呼びたい人をリストアップして大まかな人数を出してみましょう。

幹事を決める

二次会の大まかなプランが固まったら、幹事を決めましょう。

幹事はマメで責任感のある人が適任です。
二次会の規模にもよりますが、会場を貸し切ってにぎやかなパーティ形式で行う場合は、新郎側、新婦側、それぞれの友人2~3名ずつぐらいにお願いするのがいいでしょう。

会場を決めて予約する

希望の二次会スタイルに合わせ、候補となる会場をいくつかリストアップ。下見をしたうえで、気に入った会場に決めましょう。

何か演出をする予定なら、音響や照明、プロジェクターなど、会場設備や広さなどもしっかりチェックしておきましょう。

二次会の会場も人気のある場所は早くから予約で埋まってしまうことがあるので、春秋の結婚式シーズンはとくに早めに動くようにしましょう。

みんなはどうしてる?

  • 二次会の会場は?
    • 1位:カフェ・バー 29.2%
    • 2位:レストラン 21.5%
    • 3位:ホテル・式場の宴会場 17.2%
    • 4位:居酒屋 11.5%
    • 5位:パーティスペース:8.1%

    データ出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2018

  • ちなみに6位以下は、「ホテル・式場のレストラン」(3.7%)、「ホテル・式場のラウンジ」(2.3%)、「貸しホール・スタジオ」(2.0%)、「パブ」(0.8%)、「カラオケボックス」(0.5%)という順。
    結婚式と同じ日に行う場合は、結婚式の会場からの移動しやすさなども考慮して二次会会場を選ぼう。

幹事と打ち合わせをする

幹事との最初の打ち合わせは、二次会を行う会場ですると、その場で下見や会場側の担当者との顔合わせもでき、その後の準備がスムーズに進められます。
その場で、どんな二次会にしたいのかを伝え、この先お願いしたいことなどもはっきり伝えておくようにしましょう。

招待客リストを作成する

最初に大まかに書き出したゲストリストをもとに、正式に招待するゲストをまとめ、案内状を郵送するための住所録、もしくはメールするためのメーリングリストを作成します。

その際、学生時代の友人、会社関係など、グループ分けをして作っておくと見やすく、当日の受付もスムーズにできるのでおすすめです。

(以下は幹事さんに依頼する場合が多いが、ふたりも手伝い、分担して行う場合も)

招待状を発送

連絡先リストを幹事に渡して発送や配信をお願いします。
二次会の案内状はふたりで作るか、幹事と相談してお任せしてもいいでしょう。

出欠の集計~予算の確認

出欠の連絡を集計して参加人数をまとめます。

この段階で、会費としていくら集まるかも分かるので、演出などに使えるお金を割り出し、幹事や会計係などに伝えておきましょう。

お金のことは後でトラブルにならないよう、できるだけクリアにして進めるようにしましょう。

演出を決める

ビデオ上映、ゲーム、クイズ、抽選会など、ふたりがやりたいことがあったら幹事にリクエストしておきましょう。
演出内容に合わせ、司会など、当日の担当も決めておくと安心です。

必要なものを購入する

当日の進行や演出内容が固まったら、景品や演出に使う小道具など、最終的に必要な物を洗い出し、少なくとも本番の1週間ぐらい前には全て揃うように準備しておきましょう。

直前

当日が近づいたら幹事と密に連絡を取り合い、必要な物の搬入予定など最終確認をしておきましょう。

結婚式のことに気をとられ、二次会のことはついつい後回しになりがちですが、手伝ってもらう友人に負担を掛け過ぎないよう気配りを忘れずに、結婚式とはまた違った楽しい二次会を実現してください。

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