ブライダルフェアに参加する

<結婚式場を決める>
理想の会場を効率よく見つけるための近道「ブライダルフェアに参加する」

ブライダルフェア

会場見学をする際に、ぜひ活用したいのが会場ごとに開催されているブライダルフェア。楽しいイベントも用意されているのでデート気分で楽しみながらチェックしてみて。

ここがポイント

  • ブライダルフェアは、結婚式当日さながらの雰囲気や最新情報がチェックでき、ドレスの試着や婚礼料理の試食、人気演出なども体験できる会場下見には欠かせないイベント。
  • 参加する際は事前に予約を。出掛ける際は会場に見合った服装で。所要時間は大きなフェアだと4時間くらい。
    短期間に集中して気になる会場を効率よく回るのがポイント!
  • フェアに参加する前に、「希望の挙式時期」「おおよそのゲスト人数」「予算の目安」「結婚式でこだわること」を決めておく。

ブライダルフェアってどんなイベント?

ブライダルフェアは各会場がそれぞれの特徴やサービスを紹介するために行っているイベントです。

会場見学などはフェアでなくてもできますが、フェアの時には通常では見られない模擬挙式や模擬披露宴をはじめ、会場ごとに趣向を凝らしたさまざまなイベントが予定されているので、会場選びの際には有効に活用したいものです。

ここではまず、ブライダルフェアで実際にどんなことが体験できるかを具体的に紹介していきましょう。

ブライダルフェアで体験できること

ブライダルフェアには、いろんなイベントが1日で体験できる総合フェアのほか、個別のアイテムにスポットを当てた試食フェア、試着フェア、演出体験フェアなど、いろんな種類があります。

会場のフェア日程をチェックして、内容をしっかり確認してから出掛けるようにしましょう。

模擬挙式

新郎新婦役のモデルが登場し、本番さながらに行われる挙式にゲストとして参列。

挙式の一連の流れはもちろんのこと、ゲスト席からの新郎新婦の見え方、聖歌隊の歌やオルガン演奏など、セレモニーの中で行われる演出などもチェックできます。

教会式のほか、フェアによっては神前式や人前式、ガーデン挙式なども見ることができます。また、式後にはチャペル前でのフラワーシャワーやバルーンリリース、ブーケトスといったアフターセレモニーの演出を体験することもできます。

模擬披露宴

模擬披露宴も模擬挙式のように新郎新婦役のモデルが登場し、入場シーンやケーキ入刀、テーブル回りの演出など、その会場で一般的に行なわれている披露宴の様子をダイジェストで見せてくれます。会場によっては婚礼料理のミニコースを試食しながら、ゲストになった気分で楽しむことも。

模擬披露宴の中で、人気の映像演出や会場おすすめの最新演出などが披露される場合もあります。いち早く最新の情報がチェックできるのもブライダルフェアの魅力です。

料理などの試食

婚礼料理の試食会もブライダルフェアの人気イベントの一つ。味はもとより、量や盛り付けの美しさ、器などもしっかり確認しておきましょう。会場やフェアによって、フルコース、ハーフコース、ワンプレートなど試食できるメニュー内容は異なります。

料理の試食ほか、フェアによってはウエルカムパーティやデザートビュッフェなども体験でき、フィンガーフードやカクテル、スイーツなどを味わうこともできます。

衣裳の試着

花嫁にとって見逃せないのがドレスや和装の試着会。

会場によっては新郎衣裳の試着もでき、一足早くふたりで新郎新婦気分を味わうことも。試着後、チャペルや会場内のフォトスポットで写真撮影をして、プレゼントしてくれる会場もあります。

試着は時間がかかる関係で予約が必要な場合が多いので、事前に確認しておきましょう。衣裳室では、ドレスの種類や品数、人気の価格帯などもチェックしておくといいでしょう。

ビューティ体験

試着会とならび花嫁にうれしいイベントが各種のビューティ体験。

プロによるヘアメイク体験のほか、ブライダルネイルやブライダルエステが体験できるフェアもあります。

会場コーディネート見学

フェアの時は会場装花やテーブルセッティングなども式当日と同様に用意されている場合が多いので、本番通りの会場コーディネートが見学でき、当日のイメージを膨らませるのに役立ちます。

フェアに合わせて最新の装飾プランやカラーコーディネートが発表されるケースも多いので、会場装飾にこだわりたい花嫁はしっかりチェックしておきましょう。

館内の施設見学

挙式会場や披露宴会場のほか、ロビーや親族控室、ブライズルームなど、式当日に新郎新婦やゲストが利用する施設を一通り見学することができます。

会場の雰囲気や広さなどのほか、式当日の動線に合わせた動きやすさなども忘れずチェックしておくようにしましょう。

その他のイベント

新作ドレスのファッションショーやタレントによるトークショー、チャペルでの演奏会、ウエディングアイテムの手作り体験などのほか、七夕や夏祭り、クリスマス、バレンタインデーなど季節にちなんだ楽しい催しも企画されているので、デート気分で出掛けてみるのもいいでしょう。

相談会

プランナーの方と日取りやゲスト人数、希望しているウエディングのイメージなど、具体的な内容について話をし、気になっていることを確認したり相談したりする時間も。要望に合わせた個別の見積りを出してもらうこともできます。

ブラダルフェアに参加する際の注意点

デート気分で気軽に参加できるのもフェアの魅力ですが、せっかく参加するなら会場選びにしっかり役立てたいもの。
そこでここでは、フェアに参加する際に気を付けたいポイントを紹介します。

事前の予約を忘れずに

参加人数が限定されているフェアもあります。特に試食会や試着会、模擬挙式や模擬披露宴などは要予約の場合が多いので、気になるフェアは早めに予約しておきましょう。

会場見学のみや相談会のみであれば、予約なしでもいい場合がありますが、その際も事前に電話で確認しておいたほうがいいでしょう。

会場の雰囲気に合った服装で

ドレスコードか決められているわけではありませんが、会場の雰囲気に気後れしないよう、会場に見合った服装でいくのが無難です。

会場では実際の結婚式を行っている場合もあるので、ジャケットを羽織るなど落ち着いたきれい目のスタイルがおすすめです。
会場内をたくさん歩くことになるので、靴はヒールの低い歩きやすいもので。
また、試着会などに参加する場合は、脱ぎ着がしやすい服にし、下着もドレスを着た時に響かないシンプルな白いものを身につけておくとよいでしょう。

カメラや筆記用具は必需品

持ち物としては、会場コーディネートやドレスなどを記録しておくのにデジタルカメラがあると便利です。ただし撮影ができない場合もあるので、撮影をする際には事前にスタッフの人に確認するようにしましょう。
そのほか、気付いたことをメモするためのノートかメモ帳、筆記用具は必須。
また見積りをチェックする際に電卓などもあるといいでしょう。
会場でもらうパンフレットや資料などは、意外とかさばるものなので、予備に大きめのバックなどを用意していくと安心です。

持ち物リスト

  • カメラ
  • 筆記用具
  • 電卓
  • 大きめのバッグなど

余裕を持ったスケジュールで

かかる時間はフェアの内容や参加するイベントなどによって異なりますが、いろんなことが一日で体験できる総合フェアの場合は半日以上かかるとみておいたほうがいいでしょう。

会場見学と相談会のみの場合は、数時間が目安といえそうです。
1日に何軒か会場を回りたい場合は、事前にフェアのタイムスケジュールを確認し、余裕を持ったスケジューリングをするようにしましょう。

必要最低限の条件を決めておく

フェアでいろんな会場を見て、最終的に条件にあった会場を選べばいいのですが、いくつか候補になった会場を同じ条件で比較検討するために、フェアに行く前にある程度決めておきたいことがあります。

以下の4つの項目については、フェアの相談会でも確認されることなので、事前にしっかり話し合っておきましょう。

希望の挙式時期

会場の空き状況を確認するうえで、おおよその挙式時期を決めておく必要があります。

また、季節や曜日、お日柄によって料金設定なども変わってくるので、挙式時期は見積りにも影響します。希望日に会場が空いていない場合もあるので、できれば第3候補くらいまで決めておくといいでしょう。

おおまかなゲスト人数

ゲスト人数は挙式会場や披露宴会場の広さに関係しています。

人数に対して披露宴会場が大きすぎると寂しい印象に。逆に小さすぎるとテーブルの間隔が狭くなり、ゲストに窮屈な思いをさせてしまいます。
雰囲気が気に入って選んだ会場でも、ゲスト人数に合わなければ変更しなければなりません。おおよそでもいいので、事前にゲスト人数も決めておくようにしましょう。

予算の目安

会場コーディネートや衣裳など、フェアで紹介されるものはハイクラスのものが多く、すてきなものを見るとついあれもこれもとなりがち。

その場の気分で、見積りを依頼してしまうと会場によってアイテムのグレードなどが違ってしまい、見積りの比較が難しくなってしまいます。そうならないために、結婚式にかけるお金に関して最大でいくらぐらいまでに収めたいか予算の目安を考えておくといいでしょう。

見積りを出してもらう際には、大まかな予算を伝えたうえで、会場ごとに見積りに入れるアイテムの種類やグレードが大きく違わないように気を付けましょう。

結婚式でこだわりたいこと

どんな結婚式にしたいのかイメージした時に、絶対にこれはやりたいと思ったことは、ふたりにとって外せない会場選びの条件となるはずです。

フェアでチェックし忘れないよう、フェアに参加する前にあらためてこだわりたいポイントを書き出し、ふたりで確認しておきましょう。できれば優先順位までつけておくといいでしょう。

みんなはどうしてる?

  • ブライダルフェアの訪問数は?

    • 平均2.8ヶ所
    • 1ヶ所:27.4%
    • 2ヶ所:25.7%
    • 3ヶ所:22.3%
    • 4か所:11.9%
    • 5か所以上:12.0%
    • (無回答:0.6%)

    データ出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2018

  • 先輩カップルがブライダルフェアに参加した会場の軒数は、平均すると2.8軒ですが、なかには1軒の人もいれば5軒以上回っている人も。
    軒数には準備期間の長さも関係しているよう。いろんな会場を見ることで目が肥えてきて、分かってくることもあるので、できれば何軒か複数の会場に足を運んでみるのがよいのでは。

ブライダルフェアがどんなイベントかイメージできましたか?
フェアの時には来館プレゼントや特別な成約特典などが用意されている場合も多いので、お目当ての会場が決まったら早めに日程をチェックして出掛けてみることをおすすめします。

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